ヴィトンバッグの買取相場|中古品も高く売れる?①デザイン編
2023/10/29
フランスの高級ブランドルイ・ヴィトンのバッグは、長年愛用されるとともに価値を維持し、買い取り相場も高くなる傾向があります。中古品でも、綺麗な状態であれば高く売れる可能性があります。しかし、ヴィトンバッグの中古価値がいくつかの要素に影響されています。今回は、ヴィトンバッグのデザイン別の相場についてご紹介します。
目次
中古市場で需要が高くなりやすいルイヴィトンのデザイン
ヴィトンバッグの買取相場は、ブランドの人気やデザイン、素材などによって異なります。例えば、人気の高いモノグラム柄のショルダーバッグであれば、中古でも高値で取引される場合があります。一方、使用感がある等の理由でコンディションが良くない場合は、買取価格が下がることがよくあります。
ルイヴィトンの買取相場は、デザインやシリーズによって変動しやすいです。
デザインはモノグラム、ダミエ、エピ、ヴェルニが王道で、その他はタイガ、トリヨンなど新旧を含めて無数にあります。
中古市場には王道のデザインを用いたアイテムが多数流通しており、状態とアイテムのシリーズ次第で高値になりやすいです。
どれも値崩れがしにくく、高値での査定が期待できるでしょう。
ここでは中古市場で需要が高くなりやすいルイヴィトンのデザインをいくつかご紹介します。
モノグラム
モノグラムとは2つ以上の文字や記号を組み合わせた文様です。
ルイヴィトンのモノグラムは創業者のルイヴィトンの頭文字「L」と「V」と、星と花のモチーフを並べています。
1888年に生まれたダミエは偽造品が出回ってしまい、偽造対策としてモノグラムが生まれました。
モノグラムは日本の家紋を参考にして作られ、今やルイヴィトンを代表とするデザインとなりました。
また、モノグラムにはブランドの代表的なデザインであることから多数の種類があります。
定番品の「キャンバス」、モノグラムが大きく書かれた「ジャイアント」、手描きで描かれた「グラフィティ」、エナメル加工の素材に型押しした「ヴェルニ」、牛革に型押しした「アンプラント」、デニム素材の「デニム」などが挙げられ、中古市場ではどれも一定の需要が見込まれるでしょう。
コットンキャンバスに小さいモノグラムが描かれた「モノグラムミニ」は、「ミニラン」が出たため廃盤となりました。
お持ちの方は中古市場で価値が上がっているかもしれません。
ダミエ
ルイヴィトンのダミエは1888年に誕生した市松模様を模したデザインです。
「ダミエ」とはフランス語で「市松模様」を意味し、色違いの四角形が交互に配列されています。
ルイヴィトンの中でダミエは特に人気で、モノグラムと同様にデザインが豊富です。
ブラウンをベースにした定番の「エベヌ」、白をベースにした「アズール」、市松模様が型押しされた「アンフィニ」、牛の胎児の皮を取ったハラコ素材の「ソバージュ」、サイズの異なる市松模様を用いた「グラフィット 3D」などがあります。
中古市場では「エベヌ」「アズールライン」「ダミエグラフィット」の需要が高いでしょう。
エピ
エピは1985年に生まれたグレインレザーを用いたラインです。
1920年代にルイヴィトンが使っていた型押しのパターンから生まれました。
エピは色の種類が数十種類あり、バッグ、財布、アクセサリーなどアイテム数が豊富です。
エナメルを使用したヴェルニとは異なり手垢や汚れがつきづらいです。
2001年に出たビニール素材に型押しした「エピプラージュ」は、廃盤品なのでエピプラージュのバッグは希少性が見込まれるでしょう。
2017年にストリートブランド「シュプリーム」とコラボして、赤をメインにしたエピのバッグや財布が発売されました。
しかし、モノグラムとダミエと比べ、エピのほうが値崩れしやすいデザインとなります。
同じ状態で同じモデルのヴィトンバッグなら、エピの中古価値がモノグラム、ダミエより安くなるでしょう。
ヴェルニ
ヴェル二は牛革にエナメル加工を施してモノグラムをのせています。
ルイヴィトンのデザイナーに就任したマーク・ジェイコブスが、自身のデビューコレクションショーのために発表しました。
ヴェルニはカーフスキンという生後6カ月の子牛の希少な革を使っています。
また、これまでに50種類以上のカラーを展開しており、中古市場では新旧モデル問わず高い人気を維持しています。
ただし、エナメルは手垢やキズが目立ちやすいく、色移りしやすいところが難点でしょう。
高温多湿の環境にバッグ同士を隙間なく保管すると、他のバッグに色が移ってしまう場合があります。
ヴェルニをお持ちなら高温多湿を避けて、バッグ同士の間隔を開けるようにしましょう。
タイガ
タイガは、1993年に発表したルイヴィトンで初めてのメンズラインです。
牛革に細い型押しがされたデザインと、ブラック系統の色が特徴です。
タイガはカナダとロシア北部一帯の森林地帯を意味し、発売当初は森林地帯を連想させる「エセピア」という深緑色を展開していました。
深緑の「エセピア」、赤茶色の「アカジュー」が廃盤となり、現在は黒色の「アルドワーズ」、焦げ茶色の「グリズリ」、紺色の「ボレアル」、グレーの「グラシエ」、革色の「ポレール」の5色が販売されています。
ルイヴィトンのメンズラインは種類が少ないです。
赤や白の太いストライプが描かれた「タイガストライプ」は廃盤品なので、高値で売れる場合があります。
アーティストやブランドとのコラボ商品
ルイヴィトンはこれまでに草間彌生、村上隆、コムデギャルソン、シュプリームなどとコラボレーションをし、発表するたびに店頭に長蛇の列ができるほど大きな話題を呼んでいます。
中古市場においてルイヴィトンのコラボアイテムは、廃盤・現行モデル問わず販売価格の数倍から数十倍の価格で売れる可能性があります。
草間彌生と村上隆のコラボアイテムは、元となった作品を見たことない人でも知っているほどです。
ルイヴィトンのコラボレーションアイテムの顔といえるでしょう。
草間彌生
2012年にルイヴィトンと草間彌生のコレクションライン「ルイ・ヴィトン ヤヨイ・クサマコレクション」を発表しました。
草間彌生の作品「Dots Infinity(無限の水玉)」と「Infinity Net(無限の網)」から、「モノグラム・タウン」「モノグラム・ウェーブ」「モノグラム・パンプキンドット」というデザインが生まれ、バッグ、財布、下着に至るまで様々なグッズに用いられました。
ルイヴィトンの「スピーディ」「ネヴァーフル」「ジッピーウォレット」とのコラボアイテムは中古市場で値段が高騰している傾向にあります。
村上隆
村上隆とのコレクションは、村上隆の作品「メメクラゲ」とコラボした「マルチカラー」、「モノグラム・チェリー」「モノグラム・パンダ」などがあります。
マルチカラーは白地のキャンバスに散りばめられた、33色のルイヴィトンのモノグラムが特徴です。
「メメクラゲ」は無数の目が並んでいる作品で、目をルイヴィトンのモノグラムで表しているように見えます。
マルチカラーには、「アイ・ラブ・モノグラム」「ダルメシアン」「テダ」「マルチカラー・グレイシー」「マルチカラー・サテン」などのシリーズがあります。
ルイヴィトンのアルマ、ジュディ、スピーディーの絵柄に使われていましたが、今は廃盤品なので高値で売却できるでしょう。
モノグラム柄に表情の違うサクランボを描いた「モノグラム・チェリー」とパンダが描かれた「モノグラム・パンダ」は、どちらも人気がゆえに完売してしまいました。
発売当初から大人気で、今で新品での購入ができないため中古市場では価格が高騰傾向にあります。
シュプリーム
シュプリームはアメリカ初のストリートブランドです。
シュプリームとルイヴィトンのコラボアイテムは、2017年に世界8都市で同時にオープンした期間限定のポップアップショップで発売されました。
ショップ入場券が抽選で当たった人だけが購入でき、発売日初日には抽選券を求めて長蛇の列ができました。
コラボアイテムはリュック、シャツ、パーカー、スマホケース、スニーカーなど幅広く展開し、完売が続出しました。
中古市場では定価の数倍の値段で取引され、現在も希少価値が上がっています。
ヴィトンバッグを高く売るためのポイント
ヴィトンバッグを高く売るためには、いくつかのポイントがあります。まずは、正規品であることを確認することが重要です。ヴィトンバッグは偽物が多く出回っており、買取店は偽物を買い取ることができません。そのため、正規品かどうかをしっかりと確認することが必要です。 また、ヴィトンバッグの状態も重要なポイントです。汚れや傷などがある場合は、買取価格が下がってしまいます。そのため、できるだけキレイな状態を保つようにしてください。定期的にクリーニングすることをおすすめします。 さらに、ヴィトンバッグの人気のモデルやカラーは買取価格が高くなる傾向があります。モノグラム柄やダミエ柄などは、特に人気があるので高価格で買い取ってもらえる可能性が高くなります。
ヴィトンバッグの買取は、ぜひ買取大吉浜北本沢合店へご相談ください。