外国金の売却プロセスとコツ

外国金の刻印を説明する前に、貴金属の刻印を知らない方は、こちらのブログに→24金と18金の違いを簡単に解説金の純度や刻印について簡単に説明をしておりますので、是非ご覧になってください。

基本的に、貴金属の純度を証明するために、貴金属製品に刻印が記されています。特に日本では、90％以上の貴金属製品に刻印がありますので、貴金属製品の純度を刻印で簡単に確認ができます。ですが、海外では、特に発展途上国の個人店で加工されたアクセサリーに、刻印を記されていない場合があります。あるいは国際通用刻印ではなく、その国特有な刻印を使われる場合があります。

刻印がなかったり、国際通用の刻印が入っていないものなら、買取ができない場合もありますが、比重計という機械を使って純度を測定できる買取店なら、買取ができます。ですので、外国金製品を売るなら、機械を持っている買取店で売却しましょう。

比重計を使用するには安定した土台と電気を使う必要がありますので、基本的に、勝手にお家に訪問して買取する業者は比重計を持っていません。刻印のない外国金製品をその場で適当に概算されたり、メッキ品として買い取られたりすることもありますので、ご注意ください。

中国や台湾、香港などの中華圏には、結婚する際に、家族が金アクセサリーをプレゼントする風習があります。日本や欧米諸国、ハイブランドのアクセサリーは一般的にK18の金でアクセサリーを作りますが、中華圏の諸国はそれより純度の高い金でアクセサリーを作るのが一般的です。ここで注意が必要となるのは、中華圏国で純金として出されているアクセサリーの一部はk20やk22のものがあります。刻印では「足金」と書かれるものは純度が83.5％のk20金です。ほかにも「千足金」と書かれたりするものがあります。購入される際には100％の純金だと思い込んで購入される方もいらっしゃいしますが、千足金と書かれる場合は、純度が91.6％のk22金です。もちろん、売却の場合、純金との単価が違ってきます。

刻印に「万足金」や「純金」と刻印されるものは、k24の100％の純金です。

尚、k24やk22など、純度の高い金は非常に柔らかいので、金の刻印が摩耗して消えてしまっていることもあります。ここでもちゃんと機械で調べる必要があります。

海外のインゴッドや金貨をお持ちの方もいらっしゃると思います。

海外インゴッドは昨今のインゴッド密輸問題がありますので、日本のバイヤーは海外インゴットを取り扱いできない場合もあります。買取ができるところでも、インゴッドとして買取するではなく、スクラップの純金として買取されます。

日本の指定された会社のインゴッドしかインゴッドとして取引できないので、投資される際や購入される際に、必ずご確認ください。

外国金を売却する際に最も重要なステップは、信頼できる買取店を選ぶことです。まず、買取店の評判を確認しましょう。インターネット上のレビューや評価を参考にすることで、他の顧客の体験を知ることができます。また、実店舗のある買取店は信頼性が高い傾向にあるため、可能であれば訪れてみると良いでしょう。

次に、買取価格の相場を把握することです。市場の金価格は常に変動しているため、複数の買取店での価格比較を行いましょう。この際、手数料やその他の条件も確認し、最も有利な条件を見極めることが大切です。 さらに、売却時に必要な書類や注釈事項に注意してください。特に、身分証明書や購入証明書が必要になる場合がありますので、事前に準備しておきましょう。これらのポイントを押さえることで、スムーズかつ安心して外国金を売却することができます。

外国金を売却する際、金の価値に影響を与える要素を理解することが重要です。まず、国際的な金価格の動向が売却価格に直接影響します。国際市場では金の需要と供給が価格を決定し、経済情勢や投資家の心理にも左右されます。特に、金利が低い時期や地政学的リスクが高まると、金の需要が増す傾向があります。 次に、金製品の純度や状態も重要な要素です。例えば、24Kの金は高い純度を誇り、買取価格が高くなります。逆に、純度が低い金の場合、価格は下がることがあります。また、金貨や特定のデザインにはコレクターの需要があり、希少性が価格に影響を与えます。 最後に、売却先の買取店の選定も大切です。一部の店舗では、独自の評価基準があり、同じ金でも異なる価格で買い取ることがあります。信頼できる店舗を選ぶことで、良い条件で売却できる確率が高まります。正しい情報をもとに、安心して外国金を売却しましょう。